今日の土曜講座は、3時間目まで授業を受けて学校を出ました。
自転車で一高前の坂道を下りながら、今日の漢文でO先生が話していた太宰治の『富岳百景』に出てくる、
「思いを新たにする覚悟でカバン一つさげて旅に出た」
という言葉を思い出して、冷たい風をきるのが心地よく感じられました。
オーチャードホールに来たのは初めてでした。
3階席まであって、音が上まで昇っていくようなホールでした。
小山さんのショパンは…
まるでダイヤモンド。
透明でどこまでも透き通っているのに、
中身がぎっしりつまっているあの感じ。
よく、霊気が漂うような、神秘的なショパンを弾く人もいるけれど、
それとは正反対で、私はむしろこういうショパンが好きだなぁと思いました。
曲目には、ショパンと同年に生まれたシューマンの曲もありました。
―また同時期に生まれたメンデルスゾーンやリストも含めて―
の対話が聞こえてくるような演奏会でした。
私は、客席にいながらにして、ピアノで綴られたロマンの旅に出た気分♪
今は帰りの電車の中。
もうすぐ、土浦駅に着きます。
今日は本当に楽しかったです。
前から聞きたかった小山さんのショパン…
すごく良かった。
今日の演奏でもらったたくさんのキラキラの中には〈やる気〉も豊富に含まれていたみたいです。
あのキラキラを、きっと、私自身の音にします。