星月夜

吸い込まれるような星空、

輝く月と金星、

長く伸びる糸杉、

静かな教会、

なんとも言えない虚しさ。


私は、ゴッホの《星月夜》が大好きです。

 

 


今日、クラスの友達のYちゃんと一緒に六本木まで行って来ました。

国立新美術館で行われている『没後120年 ゴッホ展』に行きたくて、10月から計画していたものです。


10月考査の世界史で、19世紀の文化には、もちろんゴッホの名前がありました。

私は、ゴッホが好きです。

その話をしていたら、偶然にもゴッホ好きを発見!

Yちゃんはすぐ、一緒にゴッホ展に行かないかと誘ってくれました。

 

それは、ファン・ゴッホ美術館、クレラー=ミュラー美術館のコレクションを中心に、画風形成の過程をたどった展覧会でした。

 


ゴッホといえば、不利な立場や不器用さからなどからも、暗い人生を想像しがちです。

でも、

いわばマイナスの手札が一気にプラスに変わるような感慨が、展覧会の終盤に訪れました。

奇跡だとか、ゴッホ神話だとか、そういう言葉を聞いたこともあるけれど、

わたしはもっと、彼の存在が確かなものに感じられるような心地がしました。


ゴッホの後期の絵を見ていて頭の中にふと浮かんだのは、ラフマニノフの《ピアノ協奏曲 第2番 第2楽章》でした。


なにか言葉を挟む気にもなれませんでした。

すごく悲しくて、そして、あたたかかった。

 

 

 


クリスマスの雰囲気に染まった街で、

Yちゃんとの素敵な思い出もたくさんできました。


Yちゃん大好き!

ありがとう!

 

 

 


今夜は、星月夜。


金星は昨日最大光度になったばかりで、

月もちょうど下弦を過ぎた頃です。


夢の中でなら、ゴッホに会えるかしら。