卒業式

先程、制服を脱ぎました。


肩の荷が、1つ下りたような気がしました。

実際は増えたのかもしれないけれど。


脱皮をした蝶の気分です。

いや、蝉の方が相応しいでしょうか。

 


終わったんだな、と思いました。


制服を着るのも、

自分の席があるというのも、

みんなが揃うのも、

今日で終わり。


本当に終わったんだな、と思いました。

 

 

 


式は、若干緊張しました。

入場の時と、呼名の時。


卒業生の1人として名前を呼ばれて、

「はい」

と言うことができて嬉しかったです。


退場の時は、幸せな気分でいっぱいでした。

無事に高校を卒業できて、本当に良かったです。

 

 


今日、卒業文集について幾つかコメントをもらいました。

名前も知らない人からも声をかけてもらえて嬉しかったです。


教室の3月のカレンダーの裏に、みんなに寄せ書きを書いてもらいました。

驚いたのは、

「まっすぐでキラキラしてる」

「頑張り屋さん」

ジブリ映画の主人公みたい」

と書いてもらったこと。

私のピアノや文章を好きだと書いてくれている人もいて、嬉しかったです。

 

 


最後のLHRで話した一言。

突然で、しかも緊張して上手く話せなかったけれど…

今思うと、あれが、今の私の全てなのかなと思います。

 

 

 


今日は、卒業証書と、花束を2つと、物理の教科書をもらいました。

嬉しいな。

たくさんの拍手と、それから盛大なクラッカーの音は、〈終わり〉というよりも〈はじまり〉に相応しく、いっぱいの希望がつまっているようでした。


新しい世界への境界線には、造花のブローチを飾ろうと思います。

ずっとずっと、枯れない花であるように。

 


今までお世話になった方々には、改めて、感謝したいと思います。

本当に、ありがとうございました。

 


今夜は良い夢がみられそうです。