蒲小解体工事

東日本大震災で3㎝沈下したわたしの出身である仙台市立蒲町小学校。

震災後はずっとプレハブで授業をしていたようだが、とうとう今年から解体工事がはじまり、10月あたりから建築工事がはじまるそうだ。

 


わたしたちが小学校1年生の時にちょうど20周年を迎えた蒲町小学校では、わたしたちの学年を対象として、タイムカプセルを埋めた。

 

「20年後に掘り起こそう」

そういう約束をして。

 


本来なら、27歳の時に掘り起こすはずだった。

しかし、工事のために、予定より7年も早く掘り起こすことになった。

予定より早いけれど、20歳になる年に掘り起こすことになったのは、何かの縁なのかもしれない。

 

 


ドキドキする。

わくわくする。

 

しかし一方で、わたしは、何を書いたのかはっきりと覚えているのだ。

その夢を忘れた日なんて1日も無かったから。

今でもその夢を追っているから。

 

 


10月に皆で集まるのが楽しみだ。

わたしも行けるといいなと思う。