塾でのバイトのおかげで、人と関わることが好きになり、子どもたちと関わる仕事にやりがいを感じるようになった。
学校での勤務のおかげで、もっと自分の世界を広げたい、もっといろいろな人と関わりたい、と思うようになった。
そして、なんとなく受けてみた教採の結果が届いた今、なぜだかとても憂鬱な気分になっている。
10/2,3に行われた宿泊学習とそれまでの準備は、本当にハードだった。
ようやく迎えた金曜日は、朝から目が開かなくてコンタクトが入らないし、お腹の調子が悪くてごはんが食べられないし、6時間目には具合が悪くて立っているのもやっとだし、帰り道はバスを降りてふらふら歩いていたら電柱にぶつかって涙が出てくるし…
もう、くたくた。
それでも、宿泊学習自体はとても楽しくて。
子どもたちも本当によく頑張っていたと思う。
さらには、その後の作文を読んで。
今年になって初めて、わたしの気持ちは子どもたちに伝わっているんだなぁ、とも感じた。
子どもたちにとっても、わたしにとっても、一生の思い出になったと思う。
自分のクラスがあるってやっぱり幸せだなぁ、と心から感じた瞬間だった。
けれど。
この先どうしたら良いものか、未だに分からずにいる。
学校は楽しい。
授業は楽しい。
未熟さゆえに悔しい思いをすることもたくさんあるけれど、一生をかけて教師という仕事に向き合って、子どもたちの中で自分を高めていけたら素敵だな、と思う。
けれど。
けれど。
このままで、それだけで、いいのだろうか。
合格通知書を眺めながら、改めて、わたしなんかが受けるんじゃなかった、という気持ちになってしまっている夜。
ストレイ・シープ。