修了式で泣き。 その翌日のサプライズで泣き。 さらに、月曜日、4組の担任と一緒に改めて感謝の会を開いてもらい、手紙を読まれて泣き。 火曜日、華の女子会(女の先生たちでの送別会ランチ)で挨拶をして泣き。 離任式の壇上でまで泣きそうになり。 こんな…
「わたしは土星に生まれました。 詳しく言うと、土星の衛星、タイタンに生まれました。」 …という自己紹介をすると、中学生は揃って苦笑いか、そんなのくだらないというようなツッコミを入れてくる。 ところがどうだろう。 わたしはめげずに話を続けてみる。…
家を買ったのをきっかけに、わたしの部屋の家具も全て新調することにした。 2月頭に越して来てからゆっくりと物を揃えていた中で、新しく、白い、寂しい部屋に最初に飾ったのはブリューゲルのこちら。 もともと部屋に花を飾るのが好きで。 映画の《ドリス・…
昨日の修了式の後、生徒から、明日渡したいものがあるから学校に来て欲しいと呼ばれた。てっきり、学年レクで買ったものの領収書か何かかな?と思っていたら… なんと、花束のサプライズが。本当にびっくりしたし、とっても嬉しかった。 修了式までの数日間、…
12/26〜1/2までの1週間、母と2人でロンドンに3泊、パリに3泊してきたのでメモを残しておくことにする。 【ロンドン】 ・ビッグベンが工事中だった。4年かかるらしい。また来よう。 ・ウィンターワンダーランドでアイススケート《シンデレラ》を鑑賞。こ…
中間テストが終わってひと段落、と思いきや、次の一大イベント計画訪問の準備に追われている今日この頃。 優雅な日曜日の午後になるはずだったが、気が向いたので、いまもパソコンに向かって再来週の期末テストを作成している。 先週と今週とで、塾の教え子…
下駄箱だけじゃなくて理科室の椅子が新しくなっていて感動した一方で、わたしたち生徒会が作った四中アローが未だに貼ってあって懐かしかった。 講師生活は、思っていた以上に楽しい。 一番は、授業が楽しい。 子どもたちはみんな素直で可愛い。 先生方も面…
高校生の頃からずっと憧れだった場所で学びながらも、自分はやはり井の中の蛙であることを改めて実感したこの1年間。 やりたいことがたくさんあって、夢も目標もいつか必ず叶えたいと本気で思っていて。 それなのに、幼い頃から貫いてきたはずの自分の気持…
2.20 21:36 今年は春講、4月の継続はじめ、夏講前、学診前後、冬講後…っていう節目はもちろん、今まで以上にいろいろ考えて生徒の前で話をしてきた。このクラスが終わる時、一体どんな風になっているのかな。このクラスが終わる最後に、わたしは生徒に何を…
無事に成人式を迎えることができて、 本当に本当に本当に… 感謝している。 いろいろな人に。 いろいろなことに。 市民会館での式の、華やかな雰囲気を味わえて良かった。 噂に聞いていた通り、羽目を外している人たちもそれなりにいたが… わたしはあの場にい…
中等理科の時間、担当の先生に30分早く退室することを伝えたら、 「どうぞどうぞ!」 と先に今日の課題をくださって。 授業が始まったら、出席簿も 「先に書いちゃっていいよ。」 ってわざわざ持ってきてくださって。 アンケートを終わらせたら、 「もう出ちゃっ…
東日本大震災で3㎝沈下したわたしの出身である仙台市立蒲町小学校。 震災後はずっとプレハブで授業をしていたようだが、とうとう今年から解体工事がはじまり、10月あたりから建築工事がはじまるそうだ。 わたしたちが小学校1年生の時にちょうど20周年を迎…
ぎりぎりの時刻でホール入り。 写真撮影をした後、先輩のコンチェルトの譜めくりをした。 さすがだ。 1時間弾ききってしまうんだもの。 集中力と体力、どうすればあんなにつくのかな、と思った。 ソロも舞台裏で聴いていたけれど、本当にかっこ良かった。 …
2013年1月14日、音楽科主催の作品発表演奏会があった。 日之春先生の作曲特別演習ゼミ生による作品発表のためのコンサートで、もちろん全曲世界初演。 1年以上前から企画されていたらしい。 わたしは、理工学研究科のI先輩から、 「わたしの作った曲を弾い…
昨日、ソフィア国立歌劇場のオペラ《トスカ》を観てきた。 5限でオペラについての講義を聞いた足で、県民文化センターへ。 トスカは楽譜も一通りみていたし、物語もあらすじは知っていたので安心して鑑賞できる。 県民の日にちなんで、序曲の代わりに県民の…
なんだかよく分からない。 上手く言えないけれど、たった今、“一高”が“思い出”になってしまった気がする。 忘れたくないのに。 いろいろなことを忘れてしまったのではないかと不安になる。 やっぱり、制服というものを脱いだあの瞬間から、人生は大きく変わ…
人生において、出会いは大切な要素のひとつ。 この土地に引っ越してきて、 中学校の音楽の先生に出会って、 音楽の先生の紹介でピアノの先生に出会って、 いろいろなことがあってこの大学に入って、 この大学に入ったことでいまの先生方に出会って、 このチ…
不意に、あの寒い日のことを思い出した。 あの日は満月だった。 春の気配はまだ遠く。 はじめは曇っていたのに、だんだん晴れて、突然、月の全貌が露になった。 月が金色に光っているのを見て、わたしは外に飛び出した。 オリオンの三つ星が、きれいに見えて…
お片付けは苦手です。 捨てられないから。 テスト用紙。 読んでもいないアカンサス。 教科書・ノート。 お洋服を買った時の袋。 紅茶の空き缶。 包装紙にリボン。 小さくなったお洋服。 壊れた懐中電灯。 使い終わった電池。 川上弘美さんの描いたセンセイに…
先程、制服を脱ぎました。 肩の荷が、1つ下りたような気がしました。 実際は増えたのかもしれないけれど。 脱皮をした蝶の気分です。 いや、蝉の方が相応しいでしょうか。 終わったんだな、と思いました。 制服を着るのも、 自分の席があるというのも、 み…
夢を見ました。 しんしんと雪の降る中、白く染まった旧本館の前で、音もなくふわりと倒れたわたし。それからは、真っ暗で何も見えなくて、何も聞こえなくて。 わたしはたった一人で。 叫びたいのに声が出ない。 逃げ出したいのに体が動かない。 すると、突然…
2月9日、漱石の誕生日。 ついに来ました。 国立前期試験の受験票が。 以下、漱石の文より引用。 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ 人間の目的は、生まれた本人が、本人自身につくったものでなければならない。 前後を切断せよ、満身の力をこめて現…
ピアノの先生にも言われた。 「自信を持ちなさい」 と。 どんなに素晴らしいピアニストでも、本番前は緊張する。 袖ではいつも、ステージに立つ不安や焦燥との葛藤が繰り広げられている。 けれど、みんな、図太い軸を持っている。 その根拠になっているのが“…
今の私は馬鹿で人に騙されるか、あるいは疑い深くて人を容れる事ができないか、この両方だけしかないような気がする。 不安で、不透明で、不愉快に充ちている。 もしそれが生涯つづくとするならば、人間とはどんなに不幸なものだろう。 (夏目漱石・随筆『硝…
21時45.4分 食の始まり 雲の隙間から丸い月がみえる。お願いだからこれ以上曇らないで。 22時00分 食分0.21 地学ノートを片手に空を眺める。 22時20分 食分0.48 半分くらい欠けた。メールしながら、同じ空をみているなんて…。素敵だな。 22時40分 食分0.74 …
たった今、宅急便が来て、なぜか父に 「出てきて」 と言われ…… 届いたものは、わたし宛。 それは、父からの誕生日プレゼントでした。 あまりに突然過ぎて、びっくりしています。 丈夫な封筒に入っていたプレゼント。 それは、月の土地です。 父はいつの間に…
走り出したくなった。 月が、あまりにきれいだったから。 プリズムから覗いたみたいな虹色の環状光が、不気味なほどきれいだったから。 春の夜風を、体中に感じた。 くすぐったくて、心地よかった。
地理の授業を思い出します。 黄色チョークで書かれた板書の中には、もちろん 『スリーマイル島』 『チェルノブイリ』 『福島』 という単語も並んでいました。 地図帳をチェックしながら、S先生の話を、他人事のように聞いていました。 これが私にとって、2…
私が3年前まで住んでいた場所は、津波に襲われた荒浜から2kmも離れていません。 近所にいた友達は、高校まで津波が来たと言っていました。 ニュースから流れる映像も信じ難いものばかりですが、水面から出た建物の上部をよく見てみると、知っている建物だ…
「世界に通用する音楽をしなさい。」 最近、ピアノの先生に言われる言葉です。 先生はすごい人です。 世界で活躍する人はこういう人なんだと、いつも実感させられます。 きっと彼女のような人を、強い人間というのでしょう。 私が今、この世で一番尊敬してい…